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CASE STUDY

なければ新しく作る発想を|オープンイノベーションの考え方

最近、新聞メディアでも見聞きされたことがあると思いますが、装着型ロボットの開発で有名なサイバーダイン山海教授のお話です。この方、筑波大学のロボット工学博士であり学内でもかなり変わった教授として有名だったようです。

そのビジネスとは縁遠い感じの山海教授が11年前に起業し、HALを開発して、またたく間に投資家の信頼を集め昨年マザーズ上場。165億の資本金を元手に、世界のロボットマーケットに一石を投じようとしています。

山海教授がすごかったのか?ロボットが高性能で当たったのか?
それらも確かにあるとは思います。

 

大事なことは「未開の地を恐れず己の力で開拓した」ことです。

一番お伝えしたかったことは記事の中盤にあります。
ぜひご覧になってみて下さい。

 

「そもそも既存領域の専門家では複合的な課題は解決できない。革新技術には初めは専門家はいないもの。ゴール(目標)から逆算して外部と連携しながら必要な技術や知識を手に入れる。」

それが大事だと。

 

コレ、まさしくMONOCOTOのコンセプトと合致しているんです。まだ見ぬ新しい「消費者の期待を超える」商品・製品を作ること。そのために既存知識・ノウハウをもったメンバーだけでなく外部リソースを活用し、新しいアイデア・発想を生みながらお客さまとともに商品を作り上げていく。外部(オープン)連携していくことで新しい価値=イノベーションを生み出すこと。つまり、MONOCOTOは今風な言葉で言うとオープンイノベーションを発生させる仕掛けです。

そして、最後にこう締めくくっています。
「HALの開発にどうしても必要だったギアやモーターは大手企業に相談しても断られた。そこであきらめず、経験がない中で手探りで設計や加工方法を自分たちで作りだした。今や彼らはこの分野の専門家だ。」

さらっと言い放っていますが、とてつもない苦労、苦難を乗り越えてのHAL開発だったのだと思います。

 

これは、新しいモノづくりに関わる私たちもそうなることができる可能性を十分に秘めていることを示唆しています。日々しんどいこともイヤになることもあると思います。それは誰も同じです。できれば誰よりも前向きに、プラス思考で、日々楽しく仕事に取り組むこと。結果、御用聞きや指示待ちではなく、楽しいからこそ自分たちから新しい情報発信や提案をする。そういう行動に対して嬉しくならないお客さまはいないと思います。

明日からすぐに200%前向きに新しい提案を、は難しいと思いますが、ほんの1%でも、ほんの1㎜でもできる範囲で意識はしてみたいですね。

必ず何か変わってくるはずですから。

http://monocoto.life/